すてきなスープ

おいしく、ぐつぐつ

現在29歳の私が仕事を辞めて1年経った話

昨年2017年2月末日をもって8年務めた会社を辞めた。

学生時代から憧れていた仕事だった。辛いことも多かったけど、とても楽しくやりがいのある仕事だった。だけど、8年務め28歳になっても初任給から5000円しか上がらない給料、職業柄しかたないとはいえかなりのハードワーク&夜型の生活、元々の自分の情けない性格とあいまっての不摂生、さらにこれも前々から患っていたメンタルヘラヘラのさらなる悪化。一日一回は「もう消えたい」と思っていることに気付いたとき、私は会社を辞める決心をした。2016年の秋頃に退職の意思を会社に示し、自分が抱えていた仕事が一段落する2017年2月末をもって退職となった。

それから一年経った。先日、何気なくツイッターで私と同じ昨年2月末で会社を辞めた人を探してみたら結構いて、みなさんそれぞれ新たな道を歩んでいらっしゃる印象を受けた。私はどうなんだろう。回顧録も兼ねてこの一年を振り返ってみようと思う。 

2017年3月

3月1日の朝、心地よい開放感に包まれていたことを覚えている。私はもう自由なのだ。この月は今まで放置してきた家事をたくさんやった。ちなみに退職した2017年2月時点での私は夫と結婚して3年目だったのだが、それまでは共働きということもあり家はかなり雑然としていた*1ので、少し家具を買い足して整理などもした。さらに、3月下旬からは先延ばしにしてきた新婚旅行に行く予定をしていたので、それに伴う準備などもしていた。ダラダラしつつも今まで放置してきたことなどをやり始めると意外と時間が進むのが早く、あっという間に過ぎてしまった印象が強い。

2017年4月 

3月下旬から4月上旬まで、新婚旅行としてグアムに行ってきた。楽しかった。この時のこともいつかブログに書きたいと思う。そして帰国してすぐ、身内の不幸があった。突然の出来事というのは、なかなか受け入れられない。あとは長年の夢であった「平日に自宅がある池袋から新宿御苑まで一人で歩いて行く」も達成した。ゆっくり歩いて片道2時間弱くらいだったと思う。まだあまり桜は咲いていなかったが、平日の昼間に一人で御苑で桜アンパンを食べるという個人的には最高の贅沢ができた。今年もやるつもり。じつはそれ以外4月の記憶がない。3月から4月上旬まで忙しかったせいか、私のなかの電池が切れたのかもしれない。

2017年5月 

記憶がない。起きて、ご飯を食べて、散歩して、家事をして、夫と何か話す生活を送っていた気がする。とにかく散歩はした。8年ほど池袋に住んでいるのに、知らないことだらけだった。はじめて白い塔(豊島清掃工場)の近くにも行ってみた。大きかった。この頃「そろそろ働き始めた方がいいよな…」と思い始める。 

2017年6月 

前職の際に懇意にしていた取引先から連絡があり単発で仕事をした*2。じつに3カ月ぶりの労働である。まだ仕事の仕方を覚えていた安堵感と、社会と繋がれた少しの喜びと、やっぱりしんどいという気持ちの狭間で揺れる。でも仕事内容自体は好きなので楽しかった。ミラクルニキ*3をはじめた。

2017年7月 

先月に引き続き単発で仕事をした。急ぎの仕事とのことで久しぶりに徹夜をする。この命を削っているような焦燥感が結構好きなことを思い出した。月末は実家に帰り、いろいろとヲタクグッズを整理をした。

2017年8月 

暑さで魂が抜けたような生活を送る。入道雲を見たかったのに雨が続いてほとんど見れず、悲しい気持ちになる。6月と7月に少し働いたためか、もう一度働こうという意欲は少し低下していたように思う。

2017年9月 

本当にマジで記憶がない。このブログを書くにあたり自分のツイッターを読み返していたのだが、夫とサッカーを観に行った以外は特になにもなかったようだ。

2017年10月 

同上。

2017年11月 

身内の不幸があった。一年で二回も不幸事があるのは個人的にははじめてだった。こんなことを書くのはあれだが、もしこの時も前の職場で仕事を続けていたら最後のお別れができなかったと思う(日にち的に)。すべて偶然でしかないけれど、結果的に2月のタイミングで前の職場を辞めていてよかったのかなと感じた。免許の更新に行ったり、誕生日を祝ってもらったり、いろいろな場所にも出かけた月だった。

2017年12月 

大掃除をしたりと何かしていた記憶があるが、あまり脳に刻まれていない。年の瀬なので1年を振り返ったりもしたが、とりあえず「働くのは来年からでいいかな…」という気持ちに落ち着く。

2018年1月  

明けました。年明け早々サッカーを観に行ったり好きなバンドのライブに行ったり突然とあるアイドルグループを好きになったり、楽しい日々を過ごした。そして久しぶりに単発の仕事をした。不思議なもので仕事をしていると心が安心していることに気付く。世間から取り残されていると感じることは、私にとっては恐怖だったようだ。

2018年2月 

推しの尊さに言葉を失いつつも@TOS宛てに気持ち悪いポエムを書き綴る生活を送る。楽しい日々はあっという間に過ぎ、まさに“一月往ぬる二月逃げる三月去る”だなと思ったりした。

2018年3月1~5日

3月1日になり、仕事を辞めて1年経ったことに気付く。なんとなく焦燥感に駆られツイッターで去年2月に退職した人のツイートを検索してみたら、転職したり、のんびり暮らしたり、みなさんそれぞれの道を歩まれているようだった。その途端、私は「この1年何をしていたのだろう」「これから何をするんだろう」など、自分のなかで疑問があふれ出した。正直なところ、本当はすべてを賭けてまでやりたいことはもうない。前職の時に燃え尽きてしまった。だけど、こうやって去年を振り返るうちに、このままだと三月どころか一生があっという間に終わってしまうんじゃないかと思った。そして肝が冷えた。

 

…以上。

これが私の仕事を辞めてからの1年だ。そうです、焦燥感に駆られるままこのブログを作りました。とにかく何かしないとと、不安になったんです。世間から置いて行かれるような感覚は本当に怖い。去年の9月や10月は意図的にそういうことを考えないようにしていたからか、過ごしてきた日々の記憶自体がほとんどない。良いか悪いかで考えたら、あまり良くないように思う。仕事を辞めるという決断をしたのは自分なのだから、その後に来る焦燥感にもちゃんと向き合うべきだった。反省。

 

でも「会社を辞めてよかったか?」と聞かれたら、私は「よかった」と答えると思う。会社を辞めて世間から距離を取ったおかげか、少しだけ心が生き返って来た気がする。以前は消滅したい願望が止まらず夜中に涙が止まらなくなったり、かと思えば仕事の不条理に耐えるために心を殺し過ぎたせいか感動や興味といった感情が消えて心が動かなくなっていたのだが、今はドラえもんの映画を観て感動して泣くレベルまで感情が戻ってきている。正直よかった。私の心、まだ死んでなかった。

さらに勤めていた頃はストレスで体重が増えまくっていたが、この1年で標準体重まで落とすことができた。体重増加したときあたりから腕や足に湿疹ができまくってかゆくて仕方なかったのだが、今はその湿疹がほとんどできなくなったのも嬉しい。

夫と話す時間が増えたことも大きいなと思う。付き合っていた当初から私の体調をひたすら心配し、私が会社を辞めようと思うと告げたときも「専業主婦でも、社員でも、パートでも、思うとおりにしてね」と言ってくれた心優しい夫には、本当に感謝しかない。というか夫がいなかったらこんな1年は送れなかった。本当にありがとう。

 

はたして今後自分がどのような人生を歩んでいくのか。自分でも謎です。でも、とりあえず「今は死ななくてもいいかな」と思えるようになったから、いろいろと挑戦していきたいと考えています。それでは!

 

p.s.ちなみに去年の秋頃によく聴いていた曲。焦燥感を無視しつつ、無意識のなかでは何かしなくちゃって思ってたのかな?

本当本気

本当本気

  • BiSH
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

*1:言い訳。本当は私が適当でずぼらな性格なだけです

*2:在宅ワーク

*3:スマートフォン向け着せ替えゲーム。着せ替えゲーム?女児向けなんでしょ?と思うなかれ。コーデで勝負を決めるデュエルゲームなのだ…!(主人公はじめ登場人物が可愛い。服も可愛い)